杓子平で休憩して再スタート。
最初は平坦に近い道を歩くんですがすぐに登りがやってくる\(^o^)/しかもガレ場
杓子平到着で一度気が抜けたからか、ここからの登りが一番辛かったですね…
ずっと「もう勘弁してくだサイ…」って思いながら登ってました。
ひたすら登る。
ここで3本目になる鶴瓶の麦茶を投入。
鶴瓶の笑顔とミネラルが俺に最後の力を与えてくれる。
どうにかこのペットボトルでゴールまでの水分は足りそうだな(・∀・)
これというのも1本650mlという圧倒的なボリュームのおかげです。
増量の神「増幅亭鶴瓶師匠」に敬礼!
この辺で下ってきたオッサンが「もうすぐ登り終わるぞ!」って聞いてもないのに教えてくれた。
でも全然もうすぐじゃなかった(半ギレ)
ひーひー…ふー( ゚ω゚ )2500m超えると酸素の薄さを感じる、だがそれが快感←
む!?( ゚ω゚ )ここを登りきれば…もしや
ようやく稜線に出ました\(^o^)/やったぜ
←カサ
ゴールの笠ヶ岳が真正面に( ^ω^ )眺望絶佳なり
9時31分 笠新道分岐を通過。ここから双六岳方面に行くことも出来ます。
この付近に抜戸岳の山頂があるらしいがルートが分かりにくいらしくスルー(・∀・)
この時の俺は「とにかくさっさとテン場に着いてザック下ろしたい…」という気持ちになっていた(弱)
ですので速攻で笠ヶ岳へ向かいます。
周りの山々を愛でながらの稜線歩き( ^ω^ )でもちょっとアップダウンがあってしんどい(ひたすら弱)
これが抜戸岩ってやつかな。間を通ります。
下に見える川は…
スタート地点の新穂高ですね( ゚ω゚ )めっちゃ近いように見えるw
今こうやって写真見ると空は青いし素敵な稜線散歩って気分に思えるのですが
当時は「テン場、テン場、早く着いて、もうテン場が来い…」みたいな心境であまり景色が楽しめてなかった(あほ)
そして…ついに( ^ω^ )
「キャンプ指定地」そうです!笠ヶ岳山荘のテント場に到着です(・∀・)うおおおおおお
現在時刻10時24分 笠新道登山口からのタイム5時間4分( ゚ω゚ )!?
後はコースタイム通りでも山荘まで10分さらにそこから山頂まで15分ほどなんですが…
かなり久しぶりの登山かつ初の15キロ装備なんですがどういうことなの。
もしかして
「もうすぐ北アルプス行くからトレーニングに近所の低山6時間歩くでwww」
とか意味なかったの?
謎は深まるばかりですがさっさと着いたおかげでテント場に一番乗り( ^ω^ )場所選び放題です
ここをキャンプ地とする(・∀・)ようやく肩の荷が下りた(物理的に)
テン場からは槍穂がバッチリ見えて最高です(・∀・)ちょうどガスかかってるけど←
本当は槍の見える方に出入り口を向けたかったが見事に風上だったのでやめといた。
後は山頂まで登るだけでしたがザック置いたら魂抜けた。
テントの中は暑いのでテントの影で体育座りして槍穂見ながらアンパン食ったりポケモンやってた(あほ)
1時間くらいダラダラしてようやく重い重い腰を上げる。
左手に見える建物が笠ヶ岳山荘なんですが遠くない?( ゚ω゚ )
笠ヶ岳山荘のテン場は山荘から結構遠いと聞いていましたがこれほどとは。
山荘スグソコ☆(ゝω・)v
思いっきりガレてるしスグソコじゃないし:(;゙゚’ω゚’):ウゴゴゴゴ
テン場から8分くらいかけて笠ヶ岳山荘に到着( ゚ω゚ )大冒険でしたね…
売店で親子丼(700円)とポカリスエット(500円)購入(゚∀゚)胃袋に染み渡る
そうそう、頑張って歩いてた理由として
「お昼ごはんは山荘の軽食で賄うとしよう!」って決めていたのもある。
軽食の時間に間に合わなければメシ抜き:(;゙゚’ω゚’):
という必死さが功を奏したのかもしれん。
そもそもテン泊者が山荘の食事アテにすんなっていうね( ^ω^ )
最後の仕上げといきますか(・∀・)笠ヶ岳山頂へ向かう
ちょいと登って振り返るとえらくガスってきてた。
祠が登場して登りきったぜ!と思ったが山頂はもうちょい左。
そんなこんなで笠ヶ岳山頂(標高2898m)に到着。
現在時刻12時17分 笠新道登山口からのタイム6時間57分(・∀・)おっ!コースタイム通りだな!←
笠ヶ岳は山頂からの眺めが素晴らしいと聞いていましたがご覧の通りです!!!
テン場でダラダラせずにさっさと登っておけば良かった(悲)
山頂通過してそのまま下っていくとクリヤ谷というルートで下山できるそうですが
道が不明瞭だったり渡渉があったりとかで上級者向けみたいです。
山荘のスタッフさんに「クリヤ谷コースどうですか?」って聞いてる人いましたが
「草刈りやってないのでちょっとルートが分かりにくいかも…オススメはしないですね!」って言われてました。
一瞬槍見えたし近くにいたオッサンが「16時くらいになったらガスが消えるんやで!」
とか言ってたんでそうかぁって事で下山。
トイレは山荘内のものを使用します。
外から靴のままアクセス出来て便利。
ただし朝は凄く混雑します\(^o^)/
笠ヶ岳山荘は標高2800m地点にも関わらず水がタダです(゚∀゚)ありがてぇ!
天水利用のようなのでじっくりテイスティングすると変わった味がしますが
そこそこ冷たいのが凄く嬉しい。
ただし固い蛇口を常にひねっていないと水が出ないうえに
チョロチョロとしか出ないので補給に時間がかかる。
こちらも人が増えてくる夕方と朝には大行列が出来ます…
ちょっとテントが増えてきたテン場へ戻る。
こちらにも水場があるけど8月中に枯れちゃったみたいです。
ガスってると一気に涼しくなるのでテント内で過ごせる( ^ω^ )
ガスが晴れると暑いので外に出る(忙しい)
槍ヶ岳山荘が見えますね(・∀・)
またガスってきたかな。
( ゚ω゚ )!?
テントでゴロゴロしてても全くガスは消えず日没前になったので再び山荘へ行って水を補給。
大行列になっててえらく時間かかりました。
水の列に並びつつ周囲を見渡してみると( ゚ω゚ )なんでこんなにザックが転がってんだ…
どうやら宿泊の受付&部屋の案内待ちのようです…
笠ヶ岳=人が少なそうってイメージでしたが大人気です。
明日は早めに出発しないとヤバそうだな。
日没前に山頂からの素敵な眺め(゚∀゚)
とか思ってましたがこれはもうアレですね( ゚ω゚ )
気付けばテン場も満員御礼\(^o^)/
さて夕食タイムです。
この時だけはバーナーを取り出してそれっぽい事をします(謎)
しかし作るのはお湯入れるだけでオーケーな尾西のアルファ米シリーズ( ^ω^ )
そして賞味期限をよく見ていただきたい!
なんとこちらはテン泊装備と同時に4年前に購入したものです!!!
当時は
「2019年とかどんだけ未来なんだよwwwもうドラえもんとかおるやろwwwww」
ってハイテンションでしたが気付けば2019年。
ドラえもんはいないし賞味期限は切れるしオマケに4キロ太った。
いただきます。
1個でも充分腹持ちいいんですが明日の下山を考えて多めにカロリー摂取する作戦です。
賞味期限も切れてるし。
本当は夕陽に染まる槍穂を肴にウイスキーを嗜み「男のロマン…」と呟くつもりでしたが
一面真っ白だし軽い高山病で頭痛するしで飲むの止めといた(弱)
山荘ではロング缶のビールが飛ぶように売れており
みんな物凄い勢いで飲んでましたが翌日に影響出ないんですかね( ゚ω゚ )つよい
たまにテントから顔を出してみるもやはり終始こんな感じ(´;ω;`)ぐぬぬ
18時前になってから辿り着く人がいて
「テント張るとこないわ…」とか言ってましたが一体どこから歩いてきたのでしょうか。
日が暮れました。
外が妙に明るいな…と思ったら今日は満月だったようです(・∀・)星見れねえ!
時々強い風が吹くのでテント飛ばないかな…と思いながら就寝。
本日の歩数26441歩 距離17.4km 上がった階数370階
つづく
しゃけ様~
まってました!絶対9月にはアルプスあるよねっておもってましたから(^▽^)/
笠新道ってアルプス3大急登なんですか!
でも15㎏のテン泊装備ってすんごいコンパクトですよねぇ
なんだかんだってやっぱりしゃけさんだわ
そして急登をコースタイム通りに登っておられる
7時間の登り、ん~やっぱり考えただけで遠いわぁ
7時間って低山登って降りての時間を登りだけで・・・
ん~そしてざっくはやっぱりグレゴリー いいですねぇ(肩痛くならない
テントはクナイ!いいなぁ高級テント♪
ってじじいの私はもしアルプス行くことあれば
小屋泊りがいいなぁ、それも空いてる時(軟弱
さて、これから先の続きがたのしみです!
おやじさん
行動読まれてた( ゚ω゚ )w
北ア3大急登はブナ立尾根と合戦尾根がレギュラーで残り一枠を
早月尾根と笠新道が争ってる感じです。
明らかに合戦尾根が一番楽なんですけどねw
コースタイム7時間って長いなぁ…って思ってましたが
意外と4時間くらい登る時と変わらない感じがしました(・∀・)
そしてざっくはグレゴリー!
やはり良いですよね( ^ω^ )
最初は明らかに重かったんですが歩いていると少しずつ
子泣きジジイのように背中に馴染んできました(謎)
空いてる小屋泊がご希望でしたら結構マニアックな小屋&山に行かねばなりませんね!
でもそちらの方が通っぽくて素敵(゚∀゚)w
途中の “2,500m” と聞いて、有馬記念しか思い浮かびませんでした…。
あの距離を縦に…めっちゃ高いですね‼︎
Kさん
それは病気です(直球)
宝塚記念くらいだと気にならないんですが
有馬記念になってくると明らかな酸素不足を感じます(・∀・)