笠新道の本番は下りでした…何とか下山して中崎山荘で温泉と飛騨牛！

夜中に結構な風が吹いてテントがバタバタ言って目を覚ます。
そのまま4時前までウトウトして起床？

ガスは消えてて槍穂一望(・∀・)まだ暗いですけど

満月なんで明るいけど星もそこそこ見えました( ^ω^ )やったぜ

周囲の眺めを確認していると近くのテントから
「トイレ行ってくるわ…」という宣言が聞こえてきた。

あぁ…そうだった。このテント場にはトイレがないので山荘まで行かないとダメなんだ。

トイレ行くだけなのにめちゃハードルたけぇよ。
「北アルプス3大トイレ遠いテン場」に間違いなくランクインするだろ（長い）

オシッコしに行くだけなのに励まされるってすごくね？

いきなりいいウォーミングアップになります（ ﾟωﾟ ）ﾊｧﾊｧ

オシッコして水を補給してテントに戻る。

そろそろ日の出かな(・∀・)

本当は山頂から眺めたかったが…

めっちゃおる（ ﾟωﾟ ）

笠新道で渋滞したら最悪じゃ:(；ﾞﾟ’ωﾟ’):
ってことで慌ててテントを撤収する。

手間取ってバッチリ明るくなっちゃった！←

さらば笠ヶ岳(・∀・)また来る…カモシレナイ

5時31分にテント場を出発。

戻りルートは常に槍ビュー(ﾟ∀ﾟ)

お日様昇ってきた(ﾟ∀ﾟ)ありがてぇ、ありがてぇ！

思いっきり進行方向に太陽出てるんで眩しいですね、あ！サングラス忘れた（遅）

笠新道分岐にやってきた。

このまま双六岳方面へ向かって弓折乗越から鏡平経由で下山するルートも考えていたんですが
そちらはなかなかのロングコースだそうで
他所のブログ見てると笠ヶ岳6時発で15時前に新穂高着とかそんな感じが多かったので
テント泊装備だし無茶すんのはやめようって昨日決めた(・∀・)結構迷ったｗ

さらば笠ヶ岳（2回目）

やたらと神々しい杓子平へ下っていきます。

昨日登った時の印象からして「下りで使いたくないな…」って思ったんですが
やはりガレ場で足の置き場に気を使うのでしんどいです（弱）

元々下りの方が苦手なうえにザックの重さが覿面に効いてくる＼(＾o＾)／

斜度が緩むまでほとんど写真撮る余裕がなかった。いい眺めなのに。

何とか平坦なとこまで下ってきて「おっしゃー！杓子平の広場で休憩じゃー！」
ってズンズン歩いてたらｽﾞﾎﾞﾁｮ（ ﾟωﾟ ）はうあ！？

浅い泥濘かと思って踏んだら思いのほか沈んでビビった（ ﾟωﾟ ）エライコッチャ…

7時6分　杓子平に到着。

時間には余裕あるし多分ここから先がしんどいのでゆっくり休憩（正解）

それでは行きますか（ ﾟωﾟ ）笠新道の下りってやつをよ…

30分ほど下って標高2200m（ ﾟωﾟ ）すでにうんざりしてきた（早）

そしてこの辺から登ってくる人々が激増してきましてね…
つづら折りの道をちょっと進んだらすぐにすれ違い待ち。
また1分も歩かないうちにすれ違い待ち:(；ﾞﾟ’ωﾟ’):

なんで等間隔で登ってくんねん…ってくらい絶妙な間隔でやってくるので
30秒歩いて1分待機みたいなのが続いた。

それにしても笠新道大人気ですね（ ﾟωﾟ ）ｗ

時間の余裕はあるが道が狭くそこそこの傾斜があるので
変なとこで踏ん張って待機しないといけない場合もあって
すでに弱っている俺の足には辛いものがありました:(；ﾞﾟ’ωﾟ’):

標高2100m地点

すれ違い待ちの間にザック下ろして飲み干したペットボトルを交換。

次の軍団が登ってくる前に出来るだけ下るんだ！
って慌ててクネクネ下ったら膝を岩に思い切りぶつけてリアル涙目:(；ﾞﾟ’ωﾟ’):

登山道入り口まで下り1時間（ ﾟωﾟ ）

ってとこは50分くらいで下れるかな！
と思ったがあとで確認してみるとしっかり1時間かかってた（下り遅い）

黙々と下るが岩がゴロゴロしてて足の置き場に気を使う。

昨日の疲労も合わさって足が出なくなってきた（危）

コケないよう重心はつま先に重心はつま先…怒りの重心サンダーライガー…
と唱えながら下る。

笠新道のしんどさの要因に「同じような道が続くので気が滅入る」
みたいな意見が多かったが意外と変化に富んでてそうでもないじゃん！
等と思っていましたが1900m以下になってくると気が滅入ってきた（あほ）

1週間くらい縦走してきたような疲労感と臭さを醸し出しながらひたすら下ります←

標高1700mの看板どこじゃー:(；ﾞﾟ’ωﾟ’):
って思ってたらいつの間にか過ぎてた。もう意識が半分飛んでる。つらい。

下ってくるにつれ岩ゴロゴロ感が減ってきて歩きやすくなる。

そして…9時29分　笠新道登山口に帰還(´；ω；｀)

笠ヶ岳テン場からの所要時間3時間58分。

写真少なめであっさり下ってきた感がありますが
写真の少なさこそ辛さの証であります！

水をがぶ飲みして顔洗う(ﾟ∀ﾟ)気持ちE

足がガタガタですがさっさとお風呂に入りたいので新穂高へ（ ﾟωﾟ ）浮浪者のオッサンのニオイがするよ！←

ここまで下ってきたら暑いかな？と思ったが妙に寒い。

無心で30分ほど歩く。

登山指導センター近道（ ﾟωﾟ ）ほほう

なるほど、ロープウェイの横に出てくるんですな（ ﾟωﾟ ）

10時23分　新穂高登山指導センターに到着＼(＾o＾)／お疲れっす
笠ヶ岳テン場からのタイム4時間52分

下山届書いて提出。
本当は登山届書く時に一緒に書いて持っておかないといけなかったらしい←

指導センターからロープウェイ方面の坂を登る途中にある中崎山荘で日帰り入浴といきます。

入口付近にザック置き場がありました(・∀・)

温泉は硫黄の香りがして湯の花まみれの素晴らしいものでした。
露天風呂もあり源泉をそのまま利用しているからか
木の枝に伝わせて温度を下げる仕組みがこれまた非常に趣がある。

食堂もあるのでお昼ごはんです( ^ω^ )

チョイスしたのは「朴葉ステーキ定食」

このビジュアルが素敵（謎）

飛騨牛兄貴ｵｯｽｵｯｽ！

撮影を終えてまたフタをして待っていると
おばちゃんが「焼きすぎると美味しくないからもう食べた方がいいですよ！」
と言ってきたが下に敷いてる朴葉のせいで全然焼けてない（ ﾟωﾟ ）ｗ

朴葉に触れてない部分だけ焼けてきたのでその辺をテクニカルに利用して焼きます。

雰囲気としてはいいんだけど焼きにくいんじゃ…。
でも焼けた部分は大変美味しゅうございました( ^ω^ )うほほ

バスの時間まで中途半端に空いてるな…
外で待ってたら暑そうだしどうしよう。と思ったら休憩所がありました(ﾟ∀ﾟ)ありがてぇ！

ポケモンGOやったりテレビ見たりして1時間ほど過ごす。

昼過ぎになると下山した人々が続々やってきてザック置き場はパンパン。
食堂も列が出来てた(・∀・)早めに下山して正解

混みそうなので予定より2本早いバスに乗る。

バスの乗車券はロープウェイの施設内で購入出来ます。

さらば新穂高(・∀・)

高山バスターミナルに到着。

大阪行きの高速バスが来るまで2時間もあるんですが
ザック重すぎるし今になって膝が痛くなってきたので近くのベンチでずっと座ってた←

さすがにここまで戻ってくると普通に暑くて何度か目眩したね！

ひたすらぼーっとしてようやく高速バスに乗車。

バスは行きも帰りも満席でした（ ﾟωﾟ ）人気路線ですね

サービスエリアではやはりソフトクリーム。

三連休の中日なんで渋滞しとるぞ！ってアナウンスがあったけど
15分遅れくらいで大阪に到着。

ここからの帰りが地味に辛い（ ﾟωﾟ ）家に帰るまでが登山です…

4本持っていった鶴瓶の麦茶。1本は未開封でキープ出来ました（謎の報告）

さて今回の笠新道ピストン山行。
きつい、しんどいと聞いておりましたがしんどかったです！（普通）

「傾斜はきついけど道は整備されていて歩きやすかったです＾＾」みたいなブログをよく見かけたが
俺の感想は全く逆で「傾斜はそこそこだけど道が岩ゴロゴロで足置くのに手間取って歩きにくかったです！」

少なくとも歩きやすい道ではないだろう…俺のアルプス経験値が低いだけでしょうか(´；ω；｀)ｗ
登りはそこまで気にならないけど下りで使うのは疲労も相まってなかなか手強いと思います。
でも最短で下れるのが笠新道なんでその辺は好き好きに。

そして2回目のテント泊登山でしたがこれは結構良かったですね！
最初はザックに引っ張られてフラフラしたけどそのうち身体に馴染んできたし
混雑した山小屋で泊まるよりは身体が休まる気がしました(・∀・)プライベート空間の確保は大事

そして何より小屋代が節約出来る！（重要）
せっかく一通り揃えたんだしこれからも活用していきたいと思いました。
でも夏用のシュラフしかないから時期がかなり限定されますね（ ﾟωﾟ ）

本日の歩数26917歩　距離21.4km　上がった階数58階

この後、6日に渡ってふくらはぎが肉離れしそうな筋肉痛に悩まされた＼(＾o＾)／

おわり