寸前までずっと迷っていたが立山縦走を決意した俺。
別山南峰の祠前から下っていきます。
なかなかの傾斜で岩混じりなので着実に…( ゚ω゚ )ん?
なんかグエーグエーって鳴き声がする…もしや!
雷鳥兄貴オッスオッス!!!(゚∀゚)
こっちにもおる!!!
めっちゃおるwww
この辺の岩に5羽くらい集まっててもう最高でしたが
何気に斜面で踏ん張らないとダメな場所でしたので足が疲れました(弱)
10分ほど雷鳥撮影会して大満足で再スタート。
ちょいちょい登場するカリカリ斜面。
アイゼンの刃が刺さらんかったら滑落するんだよなぁ…ってビクビクしながら歩く。
で、また雷鳥さん( ゚ω゚ )
保護色になってるし全然逃げないので結構眼の前に来るまで気付かなくてビックリ。
虹の輪っかがクッキリしてきた。
面白い景色だなぁとも思ったがこういうのって天気が崩れる前触れだったりするんかな?
雷鳥が大量発生するのも天気が悪くなる前兆だと言うし( ゚ω゚ )
また斜面の方でカエルの鳴き声…( ゚ω゚ )はっ
めっちゃ見られてる(歓喜)
雷鳥さんを探せ(レベル34)
レベル4
足がモフモフでかわいい。
雷鳥が登場するたびに立ち止まって撮影会するので後から来た人にバンバン追い抜かれます。
バンバンって言ってもそんなに人いないけどね!
別山過ぎたら一気に人が減った。
しかし、あまり呑気にやりすぎて時間が遅くなるとヤバいっすね(反省)
縦走路の途中にある大走り。
こちらを下るとキャンプ場のある雷鳥平に一直線というエスケープにも使えるルートだそうですが
雪崩の危険もそこそこあるとかないとか。
だだっ広いとこに出ました。
この辺に真砂岳の山頂があるみたいなんですが
この時はよく知らず「視界不良だと怖いだろうなぁ」とか思いながら通過。
ちょくちょく標識っぽいのがありますが大体コレもんなので何も分かりません。
虹が二重になった( ゚ω゚ )おぉ…神秘的
環水平アークとか言うみたいですね。
鞍部に下りましてこれから登っていく富士ノ折立へのルートを眺めます。
明らかにしんどそう&ややこしそう。
そして入山届を提出した際に要注意ポイント「危ないと思ったら絶対に引き返してください」
と言われた箇所でもあります。
何でも山頂直下が雪、岩、氷のミックスになっているトラバースで
毎年のように滑落事故が起きているとか:(;゙゚’ω゚’):
意を決して登り始めたが最初はまぁ普通な道。
他所のブログ見てても「危険箇所だと聞いていましたが別に何ともありませんでした^^」
ってのが多かったからね( ^ω^ )
と油断したがトラバースに差し掛かった途端にルートが急変した。
恐ろしすぎて微妙に記憶飛んでるんですけど
雪がちょっとしか乗ってないのかトレースは薄いけど一応ある。
トラバースしつつジグザグに斜面登っていくようなルート。
しかし、下は落ちたら絶対に止まらない風景の急斜面。
登ってる途中から「このルートって実は違うんじゃねえか?」って思うくらいの手強さ。
でも後から調べてみたら多分このトラバースで合ってるからただ単に自分の力量が足りなかっただけ←
ずっと斜面にしがみつくような感じでアイゼンの前爪とピッケルを叩き込んで登っていきました。
唯一撮ったのがこの写真。
途中でスタミナ切れたから休憩&落ち着くために撮影したものと思われる。
すげぇ分かりにくいですが目の前にある僅かなトレースに沿って前進して
右側の岩混じりのとこにピッケル打ち込んでさらに上を目指す感じです。
ちゃんとピッケルやアイゼンが効く箇所もあれば
雪の下に岩や氷があったり
岩を掴んでみたらスボッて取れたり…本当に泣きそうになりながら登ってましたね!
トラバースしたら逆に危なそうなとこは直登したり文字通り「必死」です:(;゙゚’ω゚’):
標高3000m付近で酸素濃度が平地の3割引と
超お得な感じなので焦って呼吸が乱れるとすぐに息が切れて
余計に焦るという悪循環…。
「早くこの斜面から逃れたい」
ようやく普通に立てるくらいの場所に出た:(;゙゚’ω゚’):
また少し緊張感のあるトラバースになったがさっきまでと比べると全然安全。
なんとか富士ノ折立はクリアしたようです。
来た道を振り返る。
真ん中の岩が富士ノ折立の山頂で
俺は左側の斜面から登ってきました。
これが登ってきた斜面。
逆コースとか最高に怖いんじゃねえか?と思いましたが
上から見たらルートが分かりやすいパターンだろうか。
いや、分からん!
富士ノ折立を過ぎたら道は一気に緩やかに( ^ω^ )
冬期休業中の大汝山休憩所に到着。
少し水分補給して再スタート。
小屋の裏にある斜面を登るんですがカッチカチになってて少し怖かった(常にビビる)
小屋から少し進んだら大汝山の山頂(標高3015m)
富山県の最高峰ですが事前に予習してなかったらここが山頂だとは絶対に思わなかったw
大汝山を過ぎるとまたややこしそうな岩が出てきましたね…
もう心が折れそうだよ(弱)
ちょうど向こう側からやってくるグループがいたので
ルートを確認してたら
リーダーっぽいオッサンが「そっち(俺側)から来れば良かったわ!
そっちの方がまだ簡単だよ!」って言ってた。
そう言われても結構手強かったですけどね:(;゙゚’ω゚’):
岩をふたつほど登り降りしたらついにラストの核心部となる
雄山直下に到達。
ここも滑落事故が多発してるので注意してくださいと言われたポイント。
雷鳥荘で夕食時に同じテーブルになった人も
「雄山の直下が危ないらしいですね…」って言ってた有名危険箇所です。
室堂側に滑落が多いみたいなので
事故多発ポイントはこの右側斜面のトラバースでしょう。
ルートとしては左側の直登と真ん中の岩場登り
そして先程のトラバースルートがあるようだが
今回は左と右のルートにはトレースがなかった(ような気がする)
でも雄山方面から来た人の話を聞くと
泣きそうになりながらトラバースルートを通っていた人がいたそうだ。
他所のブログ見ててもトラバースの使用率が高かった気がする。
俺が持ってる雪山登山の本も
「雄山神社直下の岩峰を右に巻く」って書いてる。
だが俺がチョイスしたのは岩登りルートです。
ちょっと難しいかな?と思ったが見た目以上に
足場がしっかりとあってあっさり登れました(・∀・)正解
でも雄山側から下るのは怖いなぁ…。
なんやかんやで雷鳥荘から5時間ジャストの12時に雄山山頂(標高3003m)に到着。
夏山シーズンの時は登拝料?が500円いるみたいだが
今の時期はタダなので嬉しい( ^ω^ )命懸けでしたけど←
雄山の山頂まで出た途端に人がウジャウジャいてビックリ。
とりあえず核心部は過ぎたことだしゆっくり下山するとしよう。
つづく
しゃけさん、こんにちは。
いやー、まずは生きててホント良かったですね。^^;
これはあの岩峰に挑む前に、このブログの「神鳥」(今回は雷鳥)さん達に出会った御利益でしょうかね。
問題の雷鳥さんを探せ(レベル34)→中央やや左側と見た!(雷鳥の冬毛って雪山カモフラって感じですね)
しかし怖いトラバースの連続で、もしツルっと行ったら、、、と考えるだけでも怖い。
でも救いはまったくの一人じゃなく、知らない方でも前後に居た事ではないでしょうか、あれって山で困った時に相談出来たりして助かるんですよね。
なにわともあれ立山冬季縦走、お疲れ様でした。^^
SANNYさん
雷鳥さんを探せ正解です( ^ω^ )本当に探す人がいるとは←
油断してたらいつの間にか激怖トラバースに侵入してました:(;゙゚’ω゚’):
ソロ大好き野郎ですがおっしゃる通り前後に全く人がいないと初めての山だと不安になりますね。